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| 共用試験システム(CBT・OSCE)について |
近年、歯科医師に対しては、歯科医療についての高度な知識・技術に加え、その人間性や倫理観が強く求められてきています。その一方で、歯科大学や歯学部卒業生の臨床能力が疑問視されています。そこで、このような歯科医療不信をも招きかねないこれまでの知識偏重教育から、臨床を重視した患者中心の質の高い医療を担う歯科医師を養成すべく、臨床実習に臨む前段階で、患者と接することが出来る最低限必要な技能や適性が身についているかを判定する共通の基準試験の導入が検討されてきました。これが共用試験システムであり、2005年度から全国規模で4年次(または5年次の実習前)の学生に対して実施されています。
この共用試験の合否は5年生への進級の判断材料として扱われ、臨床実習参加への大きな関門、いわば、プレ国家試験とも言えるような位置づけとなりつつあります。試験結果に関しての評価の取り扱いは各大学の判断にゆだねられてはいるものの、不合格なら留年、再試験でも進級出来ない学生に対しては、必要であれば別の進路への変更を促すこともあり得ると明言する歯学部もあり、その重要性はその後の進路決定、ひいては人生設計にもかなり大きな影響を及ぼすことが想定されます。
このため、学生諸君においては、入学時より、卒前臨床実習開始前(共用試験前)までに学んでおかなければならない事項と、卒業までに履修すれば良い事項をしっかりと区別し、計画的に確実に進級していけるよう、十分な対策をとることが重要と思われます。
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