| 清光学院 歯科進級講座担当教員 糟谷圭吾 |
vol.1 |
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「共用試験システム」は、臨床実習を行えるかどうかの大きな関門であり、それをクリアすることは歯科医師になるための必須条件である。
このシステムの中で、事実上、中核となるのがコンピュータを用いた客観試験 CBT (Computer Based Testing)であり、範囲や問題数を考慮した重要度において、システムのもう一翼をになうOSCE(客観的臨床能力試験)に勝るとも劣らないことは疑いようがない。
CBTは臨床実習に入る直前の段階で、歯科医療行為を行う上での技術や適性が備わっているか、つまり、その時点で歯学生として修得しておくことが要求される、基本的な臨床能力の有無を評価するものである。こうしたことを考慮すると、本来、試験の難度自体は決して高くはない筈である。一方、試験の出題範囲はモデル・コア・カリキュラム項目、すなわちA:医の原則、B:歯科医師としての基本的な態度、C:社会と歯学、D:生命科学、E:歯科生体材料と歯科材料、F:臨床歯学教育という6つの大項目に準拠しているが、極めて多岐にわたる分野から出題が行われている。
実際、受験をした複数の歯学生や、大学関係者の話によると、問題の難度は易問から難問までさまざまであり、また各歯科大学、歯学部での学習進度の違いにより、例えば5年次でなく4年次に試験が行われる際には、その受験時点では未習の状態となる問題も散見されたとのことである。受験者によって問題が異なることもこの試験の特徴であり、問題数のプールが多いであろうから、当然、予期できることである。
今後、CBTが回数を重ねるにつれ、いわゆる「悪問」は排除されてゆくであろうが、現実問題として、新制度が開始されてから当分の間は、特に慎重に試験対策を講じることが必要であり、安心して臨床実習に参加するためにも、入学時からの計画的な学習がなによりも重要である。
本稿では、本番の国家試験を睨みつつ、共用試験システム対策におけるヒントやトピックを提供してゆきたい。
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