CBTについて

 知識と思考力 を問う試験で、コンピュータを活用し、予め蓄積された問題から無作為に設問を出題する試験である。何万題もの精選された問題を毎年蓄積。受験生は、大学のコンピュー タを用いて数100題の問題を解く。試験問題は全国国公私立医科大学・医学部から収集された膨大な問題を共用試験実施機構の医科CBT問題作成分科会でブラッシュアップし各大学のサーバに送られます。その中から無作為に受験生の端末へ割り振られ、配信されるため、各々全く異なった問題が出題される。出題範囲は医学教育のモデル・コア・カリ キュラムの体系に準拠。A:医師としての素養に関 わる基本事項、B:医学一般、C:人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、 治療、D:全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療、E:診療の基本、F: 医学・医療と社会、等が含まれる。

 第1回トライアル(試行テスト)では全国で5693名が受験。平均点の結果は55.9点(最高92点、最低19点)標準偏差は10.2点であった。難易度の分布も平均で55.7%と安定していた。

 第2回トライアル(試行テスト)は、CBTのシステム運用の問題を検証することと合わせて、学生への理解を促進させるといった目的のなか15年春に実施された。第2回では300問を6時間かけて実施。5択問題が240問、順次解答二連問形式が40題、四連問形式が20題であった。出題領域はモデル・コア・カリキュラムA-FおよびE-1(症候・病態からのアプローチ)が主となっていた。

 第3回トライアル(試行テスト)の概要は次の通り。
●5択問題が240問(第1ブロック〜第4ブロック)
コア・カリA・B・C・D・E-2・E-3・Fから出題

●順次解答二連問形式が40題(第5ブロック)
コア・カリE-1(症候・病態からのアプローチ)から出題

●順次解答四連問形式が40題(第6ブロック)
コア・カリ全領域から出題

の計320問となっている。総時間数は6時間で320問を6ブロックに分割し出題。正規試験を想定し1ブロック1時間で運営予定。

 平成17年の本格導入に向けて、問題の整備、運用上の調整など準備が着々と進められている。