医学部志望から歯学部、薬学部へ進学された方へ

医学部を目指して受験勉強を重ねてこられたものの、結果として歯学部や薬学部へ進学することになり、留年を繰り返してしまっているという方からのご相談が増えています。

第一志望とは異なる進学先となった場合、気持ちの整理がつかないまま入学し、そのまま学年が進んでいくケースも少なくありません。

「本当は医学部に行きたかった」
その思いを抱えたまま大学生活が始まり、学習への意欲が十分に高まらない状態が続くと、成績が振るわず、留年に至ることもあります。

ご家族からは、「このままでよいのか」「退学に至る前に方向転換を考えた方がよいのではないか」といったご相談も寄せられます。
留年を繰り返している段階で、他学部への編入や他大学への編入、再受験を検討される方も少なくありません。

強い医学部志望を持っていた場合、進学先との間に気持ちのズレが生じることは珍しいことではありません。しかし一方で、時間の経過とともに現在の学部に意義を見出し、目標を再設定して学習を立て直された方もおられます。

重要なのは、感情だけで結論を出さないことです。

  • 現在の成績状況
  • 進級の可能性
  • 将来の資格取得までの道筋
  • 編入や再受験の現実的な難易度

これらを一度整理してみることが大切です。

実際には、「まずは進級を目指す」という姿勢を保ちながら、単位を着実に取得しつつ、医学部への編入という選択肢も並行して検討する方も一定数おられます。
歯科医師や薬剤師の資格取得後、医学部に進学し、結果としてダブルドクターとして活躍している方もおられます。進級対策を行いながら、将来の選択肢を狭めない準備をしておくという考え方です。
一つの道に絞ってから動くのではなく、状況を見極めながら複数の可能性を残しておくことが、精神的な安定につながる場合もあります。

医学部志望であったという事実は消えません。
しかし、今在籍している学部での将来性もまた、確かに存在しています。

進路について迷いが生じたときこそ、焦って結論を出すのではなく、気持ちや状況を丁寧に整理することをお勧めします。
回り道のように見える経験が、将来の選択肢や可能性を広げることもあります。

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