清光の歯学部進級対策について 【先生からのアドバイス 】

清光では、設立当初から進級対策を意識して、授業を実施してきました。

歯学部において進級率が低下し、留年する学生が多くなっています。最近では、大学全体で100名以上が留年退学するというケースもあります。受験の時と同様に困った時は私たちのような専門機関で勉強のサポートを受けることが重要です。清光の歯学部進級対策を担当されている先生のお一人から進級していく上で大切なことをお聞きしました。


清光の歯学部進級対策について 【先生からのアドバイスシリーズ 】

(1)歯学部の進級で大切なこと

まずは大学の講義をしっかり聴きましょう。理解できなかった箇所をチェックしましょう。それを「知りたいこと」として学習します。最終的に「問題解決」できれば、自然と頭に入ります。清光ではこの「問題解決」を手助けができます。もしきちんと授業を聞いてなければ清光が「知りたいこと」から始めますが、試験前に時間もかなりかかります。大学講義中に眠たくなるなら、生活を「講義ファースト」に改善しましょう。わかっているけど、興味が湧かない、YouTubeを見てしまうなら、将来を見つめ直しましょう。「あなたは歯科医師になって何をしたいのか?」と。あなたは歯学部に在学しています。残念ながら、裁判官として何かを目指さなくても進級できる法学部とは違うのです。

(2)進級で困っている学生にはどのようなタイプが多いか

入学したときはやる気満々だったのに。特に不毛な基礎科目が多い学年では、自分を見失ってしまう学生も多いと思いますし、自分もそうでした。試験、試験で綱渡りのような生活も、「歯科医師になって将来〇〇をする」という信念があれば、それが強ければ、乗り切れると思います。自分はあると反発する方もいると思います。ここが本質となるのですが、自己評価の甘さです。勉強したのに点数が上がらないとお悩みの方、ここまでやれば合格点がとれると自分で線引きしていませんか?合格点を取れたと判断するのは試験を採点する担当教師です。どこまで勉強しなければならないのかという判断基準を再認識する必要があります。それは自分ではわからないのです。合格点を取って初めてそのレベルの高さがわかるのです。ここは清光が支援できると思います。

(3)清光ではどういった対策を実施しているか

そうは言っても、目先の試験も大切です。でも味気ない暗記が続く。一人じゃ勉強しなくなる、YouTube見てしまうと思っている学生には、とにかく清光の授業で一つでも多くの学習項目を憶えてもらえるように努めています。大学講義を聴いてなければ、より多くの時間が必要ですが、清光で「知りたいこと」から始めます。そして清光の授業中に頭に入れてほしい。後で理解しよう暗記しようと思っていてもなかなかできません。前にも述べましたが、試験直前になって初めて憶えるエネルギーはかなりの負担です。でも一度学習した項目を思い出すのは、時間もエネルギーも節約できるのです。

(4)対策を実施する上で大切にしていること

清光の授業で、私は何度も大学の講義ではどうだったかと尋ねます。同じ科目で大学の講義と清光の授業と別個の世界をつくりたくありません。だから今日からでも大学の講義を聴いて欲しいのです。レジメだけもっていてもダメです。講義がわからなくてもいいですから、どこがわからなかった、どこを力説されていたかをチェックして欲しいのです。試験問題は担当教師がつくります。授業で大事なことは必ず力説されますし、試験に出すくらい述べられているはずです。そういった情報が進級対策には必要です。

(5)歯学部の進級で困っている方へのアドバイス

「とにかく進級しよう」、「とにかく歯科医になろう」ではこの問題は解決できません。もう一度、10年先を見つめ直してください。歯科医師になってどういう専門性を伸ばしたいのか、そのためには何が必要か?メジャーリーグの大谷選手の将来目標のようなものを作ってください(時間もありませんので簡単でいいです)。歯学部は、歯科医師になって何かをしようと思う学生には有意義で魅力的な場所ですが、そう思わない学生にとっては全くつまらない場所です。施設も講義も試験も同様です。自分の将来のために、今日から大学の講義時間を有意義に使いましょう。「知りたいこと」を見出す。理解して憶える。かなりの労力かもしれませんが、これが最善の方法です。あなたにも1日24時間が与えられていますが、逆にあなたには24時間しかないのです。

歯学部進級対策担当:梶原先生

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