【特集】歯科医師国家試験と歯科医師の将来

歯科医師の年齢構成比(表1) 2020年厚生労働省統計より

※50歳以上が半数以上となっており、今後10年間で高齢のため引退する歯科医師が増えていくと考えられます。

歯科医師不足の時代に向けて

歯科医師の世界でも高齢化が進んでおり、60歳以上が3人に1人となっています。
今後10年間で高齢歯科医師の占める割合はもっと増えて行く事になります。
このままの現象が続くと10年後には確実に歯科医師不足に陥ってしまう事になる事は間違い有りません。
(歯科医師の年齢構成比を参照下さい=表1)
超高齢化社会をむかえ世界一の長寿大国となった日本にとって、今後の課題の一つとして高齢者のQOL(quality of life)の
向上が挙げられます。
食べる事を通して、QOL(quality of life)を最も身近でサポートすることが、歯科医師です。
最近は、インプラント等、新しい技術の導入により、歯科医師に求められる役割は以前にも増して重要となっています。

歯科医師の今後の見通しについて

数年前から歯科医師過剰と言われ、歯科医師になる人数が抑制されているのが現状です。10 年前と比較すると、新たに歯科医師となる人は、毎年減少しています。そのため、歯科医師の高齢化が進んでいます。
(歯科医師の年齢構成比率を参照下さい=表(1))
高齢化のため引退する歯科医師の割合が増え続ければ、早ければ5年後には、歯科医師不足に陥る可能性が懸念されています。
つまり、今から歯科医師を目指し、歯学部へ編入し、歯科医師になる意義は大きいと言えます。
また、歯科医師国家試験についてですが、参考資料(1)の様に、10年前に比べて、歯科医師国家試験の合格率が減少しております。
歯学部編入後は、進級対策の勉学が大切になると思われます。清光編入学院では編入学後の進級対策につきましても豊富な指導経験で万全の体制でサポート致します。
年収につきましても、参考資料(2)のように、40歳前後で1,000万円前後となります。また、他の職業と比較しても歯科医師の年収は高い事が分ります(参考資料(3))。歯科医師は将来的に魅力ある職業と言えます。

清光編入学院では歯学部編入対策講座を開講しております。
歯学部編入試験受験対策の詳しい内容については
清光編入学院/編入予備校(東京大阪)
教務課までお尋ねください。

参考資料

(1)歯科医師国家試験合格率の推移(厚生労働省調査より)

実施年(回数) 合格率
2002年 第95 回 83.3%
2003年 第96 回 91.4%
2004年 第97 回 74.2%
2005年 第98 回 74.6%
2006年 第99 回 80.8%
2007年 第100 回 74.2%
2008年 第101 回 68.9%
2009年 第102 回 67.5%
2010年 第103 回 69.5%
2011年 第104 回 71.0%
2012年 第105 回 71.1%
2013年 第106 回 71.2%
2014年 第107 回 63.3%
2015年 第108 回 63.8%
2016年 第109 回 63.6%
2017年 第110 回 65.0%
2018年 第111 回 64.5%
2019年 第112 回 63.7%
2020年 第113 回 65.6%
2021年 第114 回 64.6%
2022年 第115 回 61.6%

(2)歯科医師の年代別平均年収(厚生労働省のデータより)

40 歳前後で約1,000 万円となります。

年代別 平均年収
20~24歳 228万円
25~29歳 405万円
30~34歳 665万円
35~39歳 854万円
40~44歳 1059万円
45~49歳 1174万円
50~54歳 973万円
55~59歳 1088万円
60~64歳 1359万円
65~69歳 1082万円
70歳~ 316万円

(3)職業別平均年収比較(厚生労働省賃金構造基本統計調査より)

職業 平均年収
歯科医師 790万円
弁護士 940万円
医師 1,300万円
一級建築士 580万円
薬剤師 590万円
一般サラリーマン 450万円

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