清光の医学部進級対策について【先生からのアドバイス 】

清光では、設立当初から進級対策を意識して、授業を実施してきました。

医学部においても、徐々に進級率が低下し、留年する学生が多くなっています。浪人生活を経て医学部に合格された方も多いと思います。晴れて掴んだ医師になる夢の入り口で諦めることのないように、医学部に入学されたら早めに進級のための対策を始めて下さい。

清光の医学部進級対策を担当されている先生のお一人から、医学部で進級していく上で大切なことをお聞きしました。


清光の医学部進級対策について【先生からのアドバイスシリーズ 】

(1)医学部の進級で大切なこと

医学の専門科目では、膨大な知識を理解・習得しないといけません。何が理解でき、何が理解できていないのかを明確にすること大切です。細かいところに目がいき、何を押さえる必要があるのか(特に本質と全体図)がわからなくなり、進級できなくなることが多いです。

(2)進級で困っている学生にはどのようなタイプは?

医学部6年間で膨大な医学の専門知識を学び習得する必要があるため、大学授業の進み方が非常に速く、2ヶ月程度で1,000ページを超える授業資料の内容を理解しないといけない状況です。1年次では解剖学、2年・3年次では、基礎医学・基礎臨床医学の生理学・病態生理学・免疫学・感染症・組織学・薬理学で、苦労するケースが圧倒的に多く、理解する時間がなくなり、丸暗記で進級に困っている医学生の方々を多く見てきました。また2年・3年次の基礎医学・基礎臨床医学の理解の土台がないため、4年次のC B T試験不合格で進級ができない、卒業試験で卒業ができないケースも多いです。

(3)清光ではどういった対策を実施しているか

具体的な対策として、膨大な知識を整理し、(専門知識を繋げる)体系化するノート制作を根幹とした勉強法に変革する訓練を行います。このようなノートができれば、何が本質的な流れで、何を押さえればよいのか(全体図)、一目瞭然に理解できるノートを制作します。更に論理の流れに詳細な専門知識を挿入することで論理体系が明確になり、自然に頭の中に入っていきます。更にノートは、生理学・病態・薬理等を統合した国家試験まで展開できる「自分による」、「自分のため」のノート作りを基本にして徹底して、思考する脳の開発育成を行なっています。

これらの自分で制作したノートを復習することで、医学専門内容が血肉になることで、様々な臨床治療や症状の理解が自在に展開できるようになってきます。

(4)対策を実施する上で大切にしていること

受講生と専門講師(大学教授・准教授)による1対1で、講師による一方向の講義中心ではなく、最初に授業でカバーする医学専門内容を丁寧に説明し、一つ、一つ具体的にどのようなノート作りをすればよいのかを教授します。大切なことは、どこまでも受講生の理解度、質疑応答を通して、受講生の思考過程で改善すべき点を把握しながら、受講生の能力に合わせて、丁寧でよくわかる言葉での説明を心がけています。特に受講生から積極的に質問をすることの推奨とその雰囲気作りを大切にしています。

(5)医学部の進級で困っている方へのアドバイス

膨大な知識を正しく習得できる勉強法への改善で学力が急激に向上する医学部受講生を多く見てきました。その具体的な方途がわかれば自信もついてきます。また専門家との対話で、医師として将来像も明確になってきます。困っている方は、私達に相談してください。一緒に頑張りましょう。

医学部進級対策:土屋先生

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